富山新聞 :「現代の名工に浅野さん(黒部)」

卓越した指物技術

「今後も新製品開発に挑戦」

  •  厚生労働省は9日、卓越した技能ををもつ今年度の「現代の名工」に、指物職の浅野博さん(74)=黒部市生地経新=ら各分野の150人を選んだと発表した。富山県の名工は75人目となり、10日に東京都内で表彰式が行われる。 木工指物士の浅野氏は先代の父、浅野恵長が創業した「浅野ヒッタ家具工業」を受け継ぎ、1982年(昭和57年)から2代目の社長を務める。 県内に3店舗を展開する経営者にとどまらず、家具から仏像まで自ら手掛ける技術の基礎は、戦中から戦後に地元の生地に疎開していた江戸指物士から習った。「”門前の小僧”のように覚え、腕を磨いた。戦争で物が不足し、作れば売れる時代だったため、家業が忙しく、自然と手伝い始めた」と振り返る。 1952年、前身の浅野家具製作所に入社後、箪笥本体の幅を変更できる「伸縮巻戸箪笥」で全国家具会長賞に輝き、特許を取得っするなど高い評価を得た。ヒノキ材を弓形にしてスプリング効果
    を持たせた木曽桧ベッドは2003年に富山プロダクツ選定商品として認定されている。「今後も絶えず、アイデアを凝らし、新しい製品の開発に挑戦していきたい」と意欲をみせる。 このほか、フランス懐石料理を作り上げ、日本でのフランス料理の発展に貢献した坂井宏行さん(67)東京らも選ばれた。(富山新聞2009年11月10日掲載)

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